排水ポンプ3カ所が全て破損 熊本・球磨村の渡地区、浸水で能力喪失

西日本新聞 社会面 古川 努

 熊本県南部を襲った4日の豪雨の際、大規模浸水が発生した同県球磨村渡地区に設置されていた3カ所の排水ポンプ施設が浸水で全て破損し、排水能力を失っていたことが国土交通省八代河川国道事務所への取材で分かった。同事務所は同等の排水能力を持つポンプ車を配備して対応している。

 排水施設は、建設が中止された川辺川ダムに代わる治水対策の一環で、国交省が2015年に11億円をかけて整備した。支流側の内水氾濫を軽減する能力があり、今回の豪雨でも当初は稼働したが、球磨川の氾濫で水に漬かり動かなくなったという。

 渡地区は球磨川と支流の合流部に当たり、人吉盆地に降った雨が集中する地形。渡地区では2階建て民家の屋根付近まで水に漬かり、浸水深は5メートルを超えたとみられる。地区内には、14人が死亡した特別養護老人ホーム「千寿園」もある。

 同事務所によると、隣接する同県人吉市でも球磨川の氾濫で国管理の排水施設1カ所が破損。「本流が氾濫するような大規模な浸水では排水施設自体が水没してしまい、対応できない」という。

(古川努)

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