丸ぼうろ用アイス、ラタトゥーユうどん…九州の「冷え冷えメニュー」人気

 梅雨はもう少し続きそうですが、次に控えているのは、夏。猛暑の予想もあります。暑さを乗り切るためのCool(クール)な食べ物、飲み物を各地から集めました。 (価格は税込み)

【佐賀】丸ぼうろ用アイス

 佐賀市の老舗菓子店、鶴屋では「丸房露(まるぼうろ)のためのアイスクリーム」が人気だ。

 1639(寛永16)年創業の店に、このアイスが登場したのは2017年。営業部長の堤一博さん(41)によると「夏季に需要が落ちる丸ぼうろと相乗効果になる新製品」を狙って開発した。

 濃厚なミルクの味と、蜂蜜のすっきりした甘さが魅力。丸ぼうろに少しつけたり、2枚の丸ぼうろにたっぷり挟んだりして食べる。丸ぼうろを少し温めると、温度の違いが際立ってより楽しめるという。もちろん、そのままでもおいしい。日本遺産「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」の中央部に位置する同市。歴史に「今」を重ねた味が改めて注目されそうだ。

 1個270円。店頭販売は本店のみ。オンラインショップでセット商品を取り扱う。本店は佐賀市西魚町1。0952(22)2314。 (鎌田浩二)

【北九州】冷やしとんかつざる

 1870年創業の老舗「若松籔(やぶ)そば」でひときわ異彩を放つメニューが「冷やしとんかつざる」(1050円)だ。約20センチの大きなトンカツが皿の中央に置かれ、茶そば、キャベツ、トマトが彩りを添える。

 約40年前に「まかないメニューだったのがいつのまにか定番になった」と4代目店主の永住政己さん(59)。冷たいそば、熱々のカツ、しゃきしゃきキャベツを、伝統の少し甘めのつゆにつけていただく。

 木曜定休。北九州市若松区本町2の8の8。093(761)3969。 (米村勇飛)

【糸島】醤油プリン

 1897(明治30)年創業の福岡県糸島市の北伊醤油(しょうゆ)は、自慢の醤油を隠し味に、地元糸島産の卵と生乳を使った「醤油プリン」(310円)を蔵で販売中だ。濃厚なチーズのような硬めの生地に薄口しょうゆを利かせ、カラメルには4年の歳月を重ねた「再仕込み醤油」を使って素材の味を引き立てる。

 「伝統製法の醸造を続ける北伊醤油の存在を知ってもらうきっかけになれば」と、6代目として修業中という山上弘司さん(38)が発案し、7年ほど前に商品化した。蔵の見学も事前予約で対応。日曜祝日定休。福岡県糸島市志摩船越84。092(328)2204。 (竹森太一)

【筑後】コガコーラ

 60年ほど前、福岡県の旧瀬高町(現みやま市)で古賀飲料という会社が製造していた「コガコーラ」。「価格が安いコーラ」と愛飲していた地元の人たちが“幻の味”を再現し、10年前に同じ商品名で復刻した。原料に、炭酸を含んだ地元の天然水「長田鉱泉水」を使っている。穏やかな酸味とまろやかな後味が特徴のコーラだ。

 1本200円(200ミリリットル)。有料水くみ場「長田鉱泉場」で販売中。「飲み比べしませんか?」との広告板は、かの大手飲料会社が作って置いていったとか。みやま市瀬高町長田2633の1。0942(52)3224。 (吉田賢治)

【筑豊】フルーツレモネード

 福岡県飯塚市の中心部を一望する八木山展望台。そこにあるクイーンクックカフェで提供している地元の果物を使用した自家製フルーツレモネード(450円)はリピーターが多く人気の一品だ。

 リンゴやキウイなど旬の果物5、6種類の果肉がゴロゴロ入って歯応えも楽しめる。今年から持ち帰り用のレモネードの素(800円)の販売を始めた。「紅茶やお酒で割ってもおいしいですよ」と代表の相浦裕太さん(36)。飯塚市大日寺1574の2。0948(25)4888。 (丸田みずほ)

【日田】冷やしラタトゥーユうどん

 フランス・ニース地方で受け継がれる野菜の煮込み料理と和のテイストを合わせた創作うどん「冷やしラタトゥーユうどん」は、大分県日田市の「たかむら.」の夏限定の人気メニューだ。

 麺は山梨県民が愛する「富士吉田うどん」を使用。硬くてコシが強いのが特徴で、店主の高村寿弥(のぶや)さん(54)が毎日、丹精を込めて打っている。大きめにカットして煮込んだ夏野菜を乗せれば、かつおだしとの相性も抜群。スープは最後まで飲み干したくなる。ごはんを入れ、冷えた雑炊風にして食べるのもお勧めという。「野菜をたくさん食べられて夏バテ防止にもなる。日田の暑さも乗り越えられる自慢の一品」と高村さん。680円。大分県日田市丸山1丁目7の8。0973(22)2316。 (笠原和香子)

【長崎】ちりんちりんアイス

 鈴を鳴らしながら屋台で売る「ちりんちりんアイス」は、長崎市で終戦後から続く夏の風物詩。平和公園や眼鏡橋といった観光地のほか、小中学校の運動会にも出向く。バラの形でコーンに盛り付けるアイスは、子どもたちを楽しませるために売り子が始めて定着したという。

 製造・販売する同市の前田冷菓は新型コロナウイルスの影響でこれまで休止していた営業を23日から再開する予定。平和公園、眼鏡橋ではそれぞれ300円で販売している。095(800)8118。 (西田昌矢)

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