コロナ感染、福岡市で再拡大 連日20人台 高齢者や子どもも増加

西日本新聞 一面 黒石 規之 泉 修平

 福岡市で、新型コロナウイルスの感染が再び急増している。1日当たりの感染者は16日から5日連続で10人を超え、20日は25人で過去最多に迫っている。7月の感染者は接待を伴う飲食店関係が4割を占め、年代別では20~30代が約半数。ただ、ここ数日は高齢者や子どもの感染も目立ってきており、市は爆発的な感染拡大に危機感を強めている。

 福岡市で感染が再流行し始めたのは7月に入ってからだ。5~6月は緊急事態宣言に伴う外出自粛の効果で感染者が出ない日が多かったが、7月はほぼ毎日確認されるようになった。

 特に7日からは14日連続で判明。19、20両日は20人台に達し、緊急事態宣言前後の4月4、10両日に記録した26人に近づいている。

 再燃の一因は、中洲などの接待を伴う飲食店での感染拡大だ。スナックやキャバクラの従業員や客の感染が相次ぎ、7月は3店舗でクラスター(感染者集団)が発生。7月の感染者113人(19日現在)のうち、接待を伴う飲食店の客や従業員、その同僚や子どもなどが全体の4割を占める。

 年代別では20~30代が5割を超え、若年層が目立つ。医療機関や高齢者施設でクラスターが相次ぎ死者も増えた4月とは違い、無症状や軽症が多く7月は現時点で重症者はいない。

 ただ、20日には通所介護施設で職員と利用者計14人が感染するクラスターが判明。「夜の街」や若者から家族などに感染が広がり、病院や高齢者施設で再びクラスターが多発することも危惧される。

 同市での現在の1日当たりのPCR検査数は、PCRセンター開設などで4月の平均130件から5割ほど増えている。井口宏樹保健福祉局理事は「濃厚接触者をしっかりつかんで検査を徹底し、早期の囲い込みに力を入れる」と話した。 (黒石規之、泉修平)

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