専門店に負けぬ本格派 福岡・個性派スーパーのチキンカレー

西日本新聞 夕刊

 棚一面に並ぶスパイス、豆に長粒米、お菓子まで、エキゾチックな食材がぎっしり。福岡市南区のスーパー「ダイキョーバリュー弥永店」の一角は異国に迷い込んだよう。

 仕入れを任され、売り場にも立つのはネパール出身のコイララ・カマルさん(31)。「近くに日本語学校の学生寮があり、周辺にも外国人が多く暮らしているから、ふるさとの味をそろえたくて…」。いつか母国でスーパーを開く夢を抱き、アルバイトを経て正社員になった。

 スパイスに強いスーパーという特長を生かし、総菜コーナーで「13種類のスパイスを使ったチキンカレー」も販売中。「意外だったんですが、若い人だけじゃなくお年寄りにも喜ばれてます」と総菜部の梶原正子さん。

 スパイスの香りが複雑に絡み合い、食欲をそそる。塩分控えめでも後を引く感じ。ターメリックライスに添えられた、野菜中心のスパイシーなおかず4種も味わい深い。

 「これを580円で出されたら専門店は困るよなぁ」。思わず漏らしたつぶやきに、「うちのスパイスと食材で全部できますよ」とコイララさん。料理好きの友人に薦めたいスーパーが一つ増えた。

 (フリー記者・森千鶴子)

 ▼ダイキョーバリュー弥永店 福岡市南区柳瀬1の32の1。「チキンカレー」は原則、毎週火曜に販売。確実に購入したければ問い合わせを。同店=092(581)5812(午前9時~午後9時)。

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