生水で腹をこわす。五日間缺席【軍国少年日記】

西日本新聞

八月四日(土)曇後小雨

 今日はだいぶよくなって、便所は朝一回しか行かなかった。

 十五時頃空襲警報が発令された。この二日間、おきなわ方面が暴風とのことで警報が出なかったので、久しぶりにサイレンを聞いたやうだ。小型機が久留米平野を通過したやうだ。

 夕方三人で、きのふ松本さんの二階にあづけた本を整理し、またすうさつの本をもって行った。で、うちには、ほんのガラクタしかない。

 僕は今日を加へて五日間けっせきしたが、山本君も、今日を加へて四日間休んださうだ。やはり腹痛ださうだ。工場の水道の水は、筑後川の水を直接引いたものだから、やはり僕と同じやうに生水をのんで腹をこはすのだらう。

 くにたけさんにおととひお借りした本をかへし、「遊びの理科研究」をかりた。

 十五時空襲警報

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 ※福岡県久留米市出身の竹村逸彦さん(89)が14歳だった1945年に書いた「軍国少年日記」を、できるだけ原文のまま掲載しています

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