藤井聡太棋聖、初タイトルに「途中で終わりではなく頂上は見えない」

西日本新聞 社会面 根井 輝雄

 将棋のタイトルを史上最年少で獲得した藤井聡太棋聖(18)が20日、東京都内で西日本新聞などのインタビューに応じた。第61期王位戦7番勝負(西日本新聞社主催)で木村一基王位(47)に挑戦中の藤井棋聖は、現在2連勝中。8月には福岡市でも対局があり、藤井棋聖は「非常に楽しみ」と語った。

 今月16日に棋聖戦5番勝負第4局で渡辺明二冠(36)に勝って、17歳11カ月で奪取した藤井棋聖。対局直後の会見では「まだ実感が湧かない」と答えたが、インタビューで「他の対局もあり、少しずつ実感が湧いてきた」と話した。

 藤井棋聖にとって初タイトルは「途中で終わりではなく、頂上は見えない」と、さらなる高みを目指す構えだ。「将棋は一局一局が全く違うので、新しい局面で常に自分なりの最善手を指せるようになりたい」と、将棋を探究する意思を示した。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4~5月は長距離移動を伴う対局が延期された。その期間について藤井棋聖は「将棋の勉強はそれまでと変わらなかったが、対局を意識することなく、自分の課題に向き合えた」と述べた。

 今月13、14日に札幌市であった王位戦第2局は、大逆転で木村王位を破った。「局面が進んでこちらが苦しい場面が多かった。その反省を次に生かしたい」。第3局は8月4、5日に神戸市で、第4局は同19、20日に福岡市で指される。

 藤井棋聖は昨年8月に「将棋日本シリーズJTプロ公式戦」で福岡市を訪れている。ちょうど同時期に福岡で王位戦が行われていた。「福岡のホテルで木村王位と会ったのを覚えています。今年は王位戦という舞台で会うことになり、非常に楽しみです」と語っていた。

(根井輝雄)

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