デジタルの森で遊ぶ チームラボ、福岡市に新ミュージアム

西日本新聞 もっと九州面 諏訪部 真

 アート集団「チームラボ」が手掛けるデジタルミュージアム「チームラボフォレスト」が21日、福岡市中央区地行浜の新娯楽施設「BOSS E・ZO FUKUOKA(ボス・イーゾ・フクオカ)」にオープンした。光の中でうごめく動物を探す「捕まえて集める森」など、初公開を含む10作品を紹介する。体を動かして何かを探し集めるといった、都市では味わいにくい「人間の根源的な楽しみ」を幅広い世代に届ける。

 2001年から活動するチームラボは、アートや科学の専門家で構成。世界各地でデジタルアート展を開催し、昨年には中国・上海に新しいミュージアムも開設した。福岡市では昨年11月から今年2月まで、福岡城跡を光や音で演出する「光の祭」を開催した。同市で屋内の常設展示を設けるのは初となる。

 「捕まえて集める森」は、専用のスマートフォンアプリを使用して壁に映し出される動物を捕まえ、図鑑を作っていく。スマホを操作し、木々の間から姿を現す動物に矢を放って捕獲。よく狙わないと矢は命中しないが、カバやオオアリクイ、ジャガーなどを次々に集めることができた。壁や床一面に投影される映像は美しく、ゆっくり動く動物を眺めるだけでも楽しい。

 チームラボの猪子寿之代表は徳島県出身。子どもの頃にはよく山で遊んだ。猪子さんは「大人になると学ぶことを止めてしまうけど、本来、何かを知ることは大きな楽しみ。それを思い出す体験をしてほしい」と説明する。「捕まえて-」には、同じ動物を繰り返し捕獲することで、図鑑の情報がより詳しくなる仕掛けも施した。

 「フォレスト」のもう一つの柱が、複数の作品から成る「運動の森」だ。弾力のある床は人が立つと沈み込み、そこに光の粒が集まる。大小の飛び石は踏むと光り、音が鳴る。いずれも指先や手のひらにとどまらず、体全体が吸い込まれるような作品だ。

 チケットは2200円(15歳以下800円)。

 公式サイト=https://e-zofukuoka.com/

 (文・諏訪部真、写真・納富猛)

イベントの開催 ご確認を 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、イベントは中止・延期される場合があります。お出掛けの際は電話やネットでご確認ください。また国や自治体の要請に従ってください。

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ