「被爆の実相」世界へ生配信 原爆資料館で初の英語オンラインツアー

西日本新聞 長崎・佐世保版 岡部 由佳里

 非政府組織(NGO)の「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)は24日、長崎市平野町の長崎原爆資料館を英語で案内するオンラインツアーを初めて実施した。新型コロナウイルスの影響で被爆地に行けなくても、世界の人が被爆の実相に触れられるようにしようと企画した。

 特に若い人に関心を持ってもらうため、インスタグラムを使ってライブ映像を配信。国内外から最大約150人が視聴した。

 案内したのは被爆証言集を発刊する市民団体「長崎の証言の会」の山口響さん(44)。写真や展示品を紹介しながら、被爆者のエピソード、原爆が投下された背景、核兵器の現状を説明した。視聴者から「被爆者は何人生きているのか」「若い私たちにどんなことができるのか」などの質問が寄せられた。

 山口さんは「今回のような取り組みは継続できるだろう。そのスタートに役立てたならうれしい」。ICANの川崎哲国際運営委員は「次の形を考えていきたい」と話した。

 配信した映像はICANのホームページで公開する予定。広島平和記念資料館でも、22日にオンラインツアーが開催された。 (岡部由佳里)

長崎県の天気予報

PR

長崎 アクセスランキング

PR

注目のテーマ