ちゃんぽんを注文したら「あんかけ野菜ラーメン」が出てきた

西日本新聞 社会面 山崎 清文

 バブル到来より少し前の1980年代後半。東京では、九州は遠かった。アルバイト先で出身地を聞かれ「長崎」と答えると、豊島区の長崎と間違えられたり、ラーメン店で「ちゃんぽん」を頼んだら、しょうゆ味の「あんかけ野菜ラーメン」が出てきたり。縮れた麺を複雑な思いでかみしめたものだった。

 九州の様子を知りたいときは、中野区の複合施設「中野サンプラザ」に足を運んだ。館内の「ふるさとコーナー」(現在は閉鎖)に各地の地方紙が置いてあり、本紙などを自由に閲覧できた。全国ニュースで報じられない地元の日常が懐かしく、夢中でページをめくったのを覚えている。

 物流やネットの発達で、今やどこにいても九州の味や情報を身近に楽しめるようになった。その分、問われるのは「鮮度」と「クオリティー」だ。紙でもネットでも、読者の皆さんに「うまい!」と喜んでもらえるような記事をお届けしたい。

(山崎清文)

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