高校3年生の9割超が入試に不安 国や大学側には解消の責務

西日本新聞 くらし面 前田 英男

 新型コロナウイルスの影響で延び延びになっていた本年度の大学入試日程がようやく見えてきた。ただ、情報が得られないまま長期間、家庭学習を余儀なくされてきた多くの受験生の悩みは尽きない。

 大学入試サービスを提供するODKソリューションズ(大阪市)が4月下旬、高校3年生200人を対象にした調査で受験への不安を訴えたのは93・5%。具体的には休校など学校ごとの対応差による勉学への影響が最も多く、大学のオープンキャンパスに参加できない恐れに対する情報不足やスケジュール管理も上位を占めた。

 大学入学共通テストでの記述式の先送りや、一般選抜で導入される人物評価の困難さなど入試改革元年は迷走を続ける。さらにコロナ禍である。想定外とは言え受験生の緊張も、もはや限界だろう。迅速な情報公開と公平な受験機会の確保は、国や大学側の最低限の責務だ。

 (前田英男)

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