福岡市の傾きマンションで説明会 業者が建て替えなど2案提示

西日本新聞 社会面 今井 知可子

 福岡市東区のマンション「ベルヴィ香椎六番館」で建物を支えるくいが固い地盤に届いておらず、建物に傾きが出ている問題で、施工と販売を担った業者による住民説明会が26日開かれた。業者側は今後の対応について、建て替えを含む2案を住民に提示した。

 この日、説明に訪れたのは施工を担当した若築建設と九鉄工業、若築建設と共に販売の共同企業体(JV)だった福岡商事、JR九州の担当者。

 説明会で若築建設の担当者が、くいの長さを補いながら支える地盤をかさ上げする地盤改良案と、マンション全体の建て替え案を提示した。いずれも工期は22カ月程度を要し、この間は全戸の住民が仮住まいを余儀なくされる見込みという。総工費は明らかにしなかったが、JV3社で分担すると説明した。

 マンションは1995年12月の引き渡し直後から、ひび割れや接合部の隙間などが相次ぎ見つかり、住民側は補修を求めてJV側と交渉を続けてきた。今年1月、住民が依頼した民間検査会社「日本建築検査研究所」の調査でくいの長さ不足が判明。JV側は6月までの調査で8本の長さ不足を確認、JV3社社長が安全性の不備を認めて今月21日、現地を訪れて住民に謝罪した。 (今井知可子)

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