「想像を絶する光景」豪雨に沈む国道219号 球磨村の消防団員が撮影

西日本新聞 熊本版 上野 洋光

 「想像を絶する光景だった」。豪雨被害を受けた熊本県球磨村を流れる球磨川の水位が上昇し、国道219号が冠水していく様子を地元の消防団員が撮影していた。普段の水位は国道より10メートルほど低いが、被災した4日は国道が完全に冠水し、通常時より15メートルほど高くなったことが分かる。

 撮影したのは同村渡の馬場集落に住む会社員馬場豊さん(41)。自宅は高台にあり被害を免れた。消防団員として4日午前7時すぎ、集落から村道を通って国道方面に下ったところ、高さ約2メートルの土砂が積もり、パトカーが立ち往生しているのが見えた。

 同9時すぎ、同じ場所を訪れると、国道には濁流が流れ込み、土砂の一部とパトカーの赤色灯、バス停の上部が見えるだけ。同11時すぎにはさらに水かさは増え、国道も含め一帯は完全に水没した。馬場さんは「72歳の父親も『こんな光景は見たことがない』と言っていた」と話した。

 同村三ケ浦にある国土交通省の渡観測所では4日午前7時に過去最高の水位12・55メートルを記録後、計器が故障し欠測となった。それまでの最高水位は2006年7月22日の9・98メートルだった。

 (上野洋光)

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