コロナでも観光「安心して」 8月から独自の認証制度 熊本県玉名市

西日本新聞 夕刊熊本版 宮上 良二

全宿泊施設が対象

 熊本県玉名市は、市独自に作った新型コロナウイルス感染予防策の基準を満たした宿泊施設を認定する「玉名クオリティ認証制度」を創設し、8月1日からスタートさせる。国の観光支援事業「Go To トラベル」などの需要取り込みを図る。市内の全宿泊施設の認証を目指しており、市は「安心して滞在できる観光地だと全国にアピールしたい」としている。

 市は、専門家の助言や業界ガイドラインを基に「入館者を検温し、熱があった場合の対応策を用意」「人がよく触る場所の清掃・消毒を1日複数回実施」など23項目のチェックリストを作成。市の担当者と委託事業者が、認証を申請した宿泊施設で確認調査をし、全項目を満たしたら8月1日付で認証書を交付する。期間は1年間。

 対象は玉名温泉と小天温泉のホテル・旅館、ビジネスホテル、民泊など全18の宿泊施設。市は今月中に全施設の認証を終え、認証開始から3カ月間、施設で感染者が確認されなければ、11月1日に「玉名クオリティ宣言」をする計画だ。

 この後、項目を細分化し厳しくしたチェックリストもクリアした施設には、ランクを上げた「玉名ハイクオリティ認証」も行う。

 市は、各施設が定期的に情報交換する場を設けたり、宿泊した市民に感染防止策への満足度を聞くアンケートを行ったりして、地域一体で衛生環境が整った観光地づくりを目指す。

 21日に市の確認調査を受けた玉名温泉の司ロイヤルホテルの飯塚和智総支配人は、新型コロナの感染防止策を強化した改修工事を行ったことを説明。飯塚さんは認証制度について「宿泊客が安心・安全を確認できる、いい仕組みだと思う。気を緩めず、衛生管理を徹底していきたい」と話した。(宮上良二)

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