こども記者10周年特集㊤ 661人が経験、卒業生たち何してる?

西日本新聞 こども面

 本紙「もの知りこどもタイムズ」の紙面を作るこども記者(小学4年~中学3年)の活動が始まり、8月で10周年になります。これまでに計661人が毎年8月から1年間のにんで国内外のげんを取材し、記事を発信してきました=年表参照。こどもタイムズへんしゅうでは2019年12月末~今年1月、こども記者1~7期に当時の思い出や今の目標をアンケートで聞きました。176人から届いた回答の一部を2回に分けてしょうかいします。(ないようは回答時のものです)

 卒業生たちは高校や大学に進学し、勉強や部活、ボランティア活動などにはげんでいるようです。たとえば、になるために大学の医学部で勉強している人、ドラマーを目指してバンド活動にぼっとうしている人もいました。海外の学校にりゅうがく中の人や、すでに社会人としてホテルで働いている人もいます。

 多くの人は小中学生のころとはちがったしょうらいゆめを持っているようです。もちろん、同じ夢をよりげんじつてきな目標として追い続けている人たちもいました=表参照

壁新聞を作る「まわし読み新聞」のワークショップで発表する10期のこども記者たち=2019年8月

 そんな卒業生たちにとって、こども記者時代のけいけんは大いに役立っているようです。取材したオーケストラのだんいんとの出会いで音楽に目覚めた人、つうやくの仕事を取材して海外で勉強することを決めた人、初めての人と話す体験をかえし、積極的なせいかくに変われたという人もいました。

自らの好奇心に忠実に、チャレンジ続けています

■ホークスのつうやくさんの取材で英語の大切さに気づきました。イギリスの中高に進学して英語を身につけ、今はイギリスで大学生活を楽しんでいます。(1期・とうけいすけ=19)

■大学で考古学の勉強をしています。こども記者になったおかげで、自らのこうしんちゅうじつになり、行動するということを学び、今は好奇心のおもむくままにいろいろなことにちょうせんしています。(1期・もりはる=20)

■取材というけいけんをしたことで毎日のように新聞を読むようになり、そこからきょうを持ったけいざいがくを学んでいる。はってんじょうこくの開発にたずさわる開発エコノミストになるため、大学院に進学して経済学をせんもんてきに学びたい。(2期・もりさきたくろう=19)

取材がきっかけで生まれた目標

■NPO法人ロシナンテスの取材をしたことから、同団体による東日本だいしんさいふっこうえんボランティアにも行った。それがきっかけで他のさいでボランティアやスタディーツアーなどにも参加した。さいしゃのお話を聞き、「さいがいで悲しむ人が少なくなるような町づくりをしたい」というゆめを持つようになった。(3期・おおやまと=18)

■高校の英語科に進学し、英語の勉強をがんっている。初めて1人で知らない人たちとおきなわの取材に行き、コミュニケーションのうりょくがついた。何よりもせっきょくせいが育ち、生徒会や英語にも興味がわいてチャレンジするようになった。(3期・あや=17)

■高校ですいそうがくをやっていて、フルートの練習にはげんでいます。こども記者の活動によって世界が広がりました。わたししょうらい子どもたちののうせいを広げられる立場になりたいと思い、中学の国語の先生になりたいと考えるようになりました。(4期・しぶ=16)

書きたい気持ちに火が付いた

■高校の図書委員長として、図書館通信「かはら版」の編集に夢中だ。将来はきょうに関する情報を発信する作家、ライターになりたい。こども記者の活動が文章を書きたいという気持ちに火を付けてくれたことは間違いない。(4期・すぎはら駿しゅんすけ=17)

■植物園を取材したことがきっかけの一つで写真を撮ることに熱中しています。花は短い間しか咲くことができないけど、美しい状態を記録することができると思いたくさん写真を撮るようになりました。(6期・ながぬまれん=15)

■中学の部活でタイピングなどパソコンを使うじゅつを学んでいる。こども記者のときにアンケートにパソコンで回答することがあった。それがきっかけで、速くキーを打ちたいと思うようになり、パソコンへの興味がわいた。(7期・がき大和やまと=14)

■取材を通じて「このままじゃだめだ!」と思い、自分からたくさんの人に声をかけることで、内気なせいかくから積極的な性格に変われた。友達もえ、学力もび、自分から行動し、相手に伝えることの大切さを実感した。(7期・たかやまあや=15)

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