「球泉洞」も豪雨被害に 九州最大の鍾乳洞、再開のめど立たず

西日本新聞 熊本版 古川 大二

 熊本県南部を襲った豪雨により、球磨村大瀬にある九州最大の鍾乳洞「球泉洞」も大きな被害を受けた。鍾乳洞自体に被害は無かったが、入り口と鍾乳洞を結ぶトンネルや併設する観光施設などに土砂が流れ込んだ。運営する村森林組合は復旧作業を進めているが、再開のめどは立っていない。

 球泉洞は、総延長約4・8キロで村有数の観光地。食堂や特産品を販売する売店などが入った観光施設なども併設している。

 組合によると、豪雨のあった4日に裏山で土砂崩れが発生。入り口から鍾乳洞に向かう約200メートルの人工トンネルの入り口側約50メートルが土砂で詰まり、観光施設2棟も1階部分に土砂が流入。駐車場も大量の流木や土砂で埋まった。

 近くにある宿泊施設「球泉洞休暇村」も浸水などの被害を受けたが、球磨川にかかる橋が流され、近づくには大幅な迂回(うかい)が必要になった。豪雨後は土砂の撤去作業を進めているが、従業員約20人の中には自宅が被災した人もおり、停電や断水も続く。

 今年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月下旬から2週間余り休業。営業再開後は徐々に客足は戻っていたさなかだった。村森林組合の大岩幸広森林観光部長(56)は「書き入れ時の夏休みシーズンに向けて、これからという時に大打撃だった。一日も早く復旧したい」と話す。

(古川大二)

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