刀を抜いた日本人将校がすごい形相で叫びました 言葉を刻む(43)

西日本新聞

刀を抜いた日本人将校がすごい形相で叫びました。「あっちに行け!朝鮮人。たたっ切るぞ」

 (長崎市、朴玟奎=パク・ミンギュ=さん)

 長崎原爆の投下直後、防空壕(ごう)に逃げ込もうとした際の出来事だった。日韓併合から16年後の1926年に韓国・釜山近くの農村に生まれた。朝鮮語が廃止された学校で毎朝、皇居の方角に最敬礼をする「皇国少年」だった。38年、12歳のときに福岡・筑豊の炭鉱で働く親族に預けられる形で来日。45年4月、長崎で兵役検査を受け甲種合格。「やっと日本人として認められた」と入営を待つ中、被爆した。戦後、長崎県朝鮮人被爆者協議会を設立。在日コリアン唯一の語り部として活動した。2002年、75歳の時に取材に語った。

   ◇   ◇

 西日本新聞は戦後75年の節目を多角的に伝えていきます。戦争世代にしか語れない証言、後世に残したい手記、保管している資料などの情報を以下の要領でお寄せください。内容に応じて、記者が問い合わせや取材を行います。

 住所、氏名、年齢、連絡先を明記し、手紙かファクス=092(711)5110、無料通信アプリLINE(ライン)で「あなたの特命取材班」へ。

 【宛先】〒810-8721(住所不要)西日本新聞 あなたの特命取材班

PR

社会 アクセスランキング

PR

注目のテーマ