検査能力1日600件に 北九州市、専門部署も新設へ

西日本新聞 北九州版 山下 航

 北九州市は29日、新型コロナウイルスの感染拡大に備え、検査能力を現在の1日約350件から約600件に増やすなどの体制強化策を発表した。8月1日付で市保健福祉局内に新型コロナ対策の専門部署も新設する。

 市は国の交付金を活用し、民間医療機関のPCR検査機器導入を支援。市職員が担っていた患者の搬送や健康観察、検体の回収は民間に業務委託する。

 新設の専門部署は病床確保などに当たる「新型コロナウイルス感染症医療政策部」と、患者の行動履歴確認など保健所の実務に当たる「同医療対策部」。両部で計138人の体制となり、従来より27人の増員となる。記者会見した北橋健治市長は「保健師が過労死ラインまで働いた事例もある。スタッフ拡充などしないと組織が持たないと判断した。患者を早期に発見し、周囲に広がるのを防ぐのがミッションだ」と述べた。

 市内では28日に約2カ月ぶりの1日10人以上の感染確認となる16人の新規感染者が出るなど、増加傾向が続く。市によると、重症者は28日時点で2人確認。市内で感染者用の病床100床前後を確保しているといい、北橋市長は「現時点では、今の医療体制で対応できる」との認識を示した。

 一方、軽症や無症状の若年層の感染が目立つとして、「流行地域の飲食店などで感染したと疑われるケースが出ている。感染対策をとっていない店の利用を控えてほしい」と呼び掛けた。

(山下航)

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