V長崎、大村拠点を断念 ジャパネット「条件合わず」

西日本新聞 長崎・佐世保版 山本 敦文

 サッカーJ2、V・ファーレン長崎の親会社ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)は30日、大村市と1年半にわたって協議してきたクラブの新たな練習拠点整備構想について「双方の条件が折り合わない」と事実上、断念する考えを文書で表明した。

 同日午前に「計画中断のご報告」と題したプレスリリースを公表した。

 それによると、市総合運動公園に2032年までにサッカー場3面を整備するとした大村市の案について「理想の面数よりも少なく、最終の完成も想定より11年遅れが見込まれる」と指摘。高田旭人社長は「弊社も当初計画以上の投資を提案したが、合意に至らなかった」とコメントした。

 大村市は事前にリリースの内容を知らされていなかった。公表時、市役所では園田裕史市長の定例記者会見が開かれていたが、ジャパネットの表明を受けて再び会見。園田市長は「非常に残念。実現を目指して努力してきたが、民間と行政の手続きに開きがあった」と述べた。

 練習拠点整備を巡る協議は18年12月に開始。同社は22年度までの整備を求めたが、市は「スケジュールの認識が一致できていない」として今月、関連議案を提案する予定だった市議会臨時会の招集を取り消した。

(山本敦文)

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