うなぎ店姉妹人質「痛みと恐怖」で屈服狙う 元店員、起訴内容認める

西日本新聞 社会面 木村 知寛

福岡地裁で初公判

 福岡市南区のうなぎ店で4月、店主の子どもで当時6歳と3歳の姉妹を人質に立てこもったなどとして、逮捕監禁致傷や人質強要処罰法違反などの罪に問われた同区の元従業員、渡辺祐樹被告(35)の初公判が31日、福岡地裁(神原浩裁判長)であった。渡辺被告は「私がしたことです」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、被告は昨年7月からアルバイトとして店に勤務し、事件3日前に店主から子どもに対する態度を注意されて口論となり退職。店主に借りた10万円を完済するよう求められ「痛めつけ、怖がらせるなどして屈服させたいと考えた」と述べた。

 証拠調べで検察側は「何をするか分からず、怖くて包丁をつかんだ。(被告と)一緒に遊べなくなって悲しい」などとする姉の供述調書を朗読した。

 起訴状によると、4月21日朝、店で店主の顔を殴ってけがをさせ、店内から持ち出した包丁2本を姉に突きつけるなどして姉妹を人質に約6時間立てこもり、「(店主を)呼ばんと子どもを殺すぞ」などと要求。姉の手の指や首の後ろに切り傷を負わせたとされる。 (木村知寛)

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