アマビエが博多人形に 愛嬌たっぷり…癒やしのインテリア

西日本新聞 ふくおか都市圏版 手嶋 秀剛

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴って有名になった疫病封じの妖怪「アマビエ」が、博多人形になって人気を集めている。愛嬌(あいきょう)たっぷりの作品を人形師たちが制作。疫病退散の御利益とコロナ禍の暮らしに癒やしをもたらす、インテリアとして注目を浴びる。

 福岡市・中洲の博多人形店「松月堂」。ショーウインドーの津志田孟(つとむ)さん(78)作のアマビエに来店客の視線が集まる。同店の比山善博社長(60)は「自宅用や贈り物にと買っていかれます。店の外からアマビエを見つけたお子さんが、親の手を引いて来られることもあります」と話す。

 人形師の松尾吉将さん(46)は自作50個ほどを6月末、主にネットで販売したところ数日間で完売。再販売の要望も多く、4日からアクロス福岡(福岡市・天神)である博多人形展で即売することにした。2代目戸畑茂四郎さん(72)は、緊急事態宣言直後の4月中旬にいち早くアマビエを制作。関東や東北地方などの新聞にも紹介され、各地から注文が舞い込んでいる。

 梶原正二さん(69)が手掛けるアマビエのストラップは注文が相次ぎ、受注しても1週間ほど待ってもらっているという。はかた伝統工芸館(同市博多区)で6月に開いた作品展では、女優の篠原涼子さん風のアマビエも出品した。

 田中勇さん(48)は自作のイラストを博多川端商店街のうちわにも描いて、人形とともに「かわいい」と評判になっている。同商店街の博多人形店「増屋」では、津志田さんの人形が毎日5個以上売れているという。同店の田中哲社長(59)は「福岡市でコロナ感染者が急増してから、さらに売れてます。20~40代の女性客がよく買っていかれますね」と話していた。

(手嶋秀剛)

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