景観、食用油、休耕田活用 ヒマワリ栽培“一花三鳥”

西日本新聞 長崎・佐世保版 真弓 一夫

 長崎県南島原市の市民団体「油糧用ヒマワリ栽培普及の会」(高田光則会長、54人)が、市の花・ヒマワリの栽培で地域活性化に取り組んでいる。休耕田を活用し、満開の黄色い花が彩る景観を楽しんだ後、種から搾る食用のヒマワリ油を特産品に育てる。

 種から食用油が取れる種類のヒマワリを育て、実った種を福島県に送って震災復興を支援する活動に賛同した高田会長(79)が2018年、会を立ち上げた。19年に約2ヘクタールで本格的な栽培を始め、約600キロの種を収穫。復興支援に約200キロを当て、残りの400キロからヒマワリ油約100キロを搾った。

 今年は栽培面積を約3ヘクタールに拡大し、約2400キロの収穫が目標。4月から7月にかけ、同市有家町と深江町の約30カ所の休耕田で会員たちが種をまいた。3~4カ月で花が咲き、一部で種の収穫も始まった。ヒマワリ油は健康に良いとされるオレイン酸を多く含むという。ヒマワリ油を瓶詰めにして商品化を進める。

 昨年夏の長雨による不作や種まきの失敗もあり、少しずつ栽培のノウハウを蓄積しているが、今年は種を食べる野鳥に悩まされている。高田会長は「有明海や普賢岳を見晴らす高台の休耕田も多い。夏らしいヒマワリの花を見に来てほしい」と話した。 (真弓一夫)

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