「被爆3世だからできることが」高校生平和大使が抱負

西日本新聞 佐賀版 北島 剛

 核兵器廃絶と世界平和を訴える第23代の「高校生平和大使」に選ばれた鹿島高2年の川崎花笑さん(16)=佐賀県白石町=が3日、県庁で記者会見を開き、「若者の先頭に立ち、被爆者や平和を希求する人々の声を日本中、世界に届けたい」と抱負を述べた。

 川崎さんの祖母は長崎原爆の被爆者。生後8カ月の時に爆心地から約2キロの地点で被爆した。祖母の父は全身やけどを負って亡くなったという。川崎さんは幼い頃から祖母に体験を聞き、「被爆3世の私だからできることがある」と思い大使に応募した。

 鹿島高からは初の大使選出。川崎さんは「大使の存在を知らない人が多いので、県内の高校生に『平和大使、知ってるよ』と言われるように活動したい」と目標を語った。

 今年の大使は16都道府県から28人選ばれた。例年は8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部に核兵器廃絶を求める署名を届けているが、新型コロナウイルスの影響で今年は中止となった。今後はインターネットを使った署名活動などに取り組む予定。

 川崎さんは会見前に山口祥義知事を訪問。山口知事は「被爆者が高齢化する中で、戦争の悲惨さや原爆の恐ろしさを伝えることに今こそ力を入れなければならない」と激励した。 (北島剛)

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