「黒い雨」訴訟 長崎の被爆体験者が、国や広島県に控訴断念要請 

西日本新聞 社会面 坪井 映里香

 広島原爆による「黒い雨」を浴びたと訴える原告全員に被爆者健康手帳の交付を認めた7月末の広島地裁判決を受け、長崎原爆被爆体験者訴訟原告団は3日、国や広島県に控訴しないよう求める声明を発表した。

 声明では判決について「国が線引きした援護区域の妥当性を否定し、救済の道を開いた」と改めて評価。国や広島、長崎両県などに対し、手帳交付の要件となる援護区域の抜本的な見直しなども求めた。要請書を国などに送付する。

 記者会見した原告団長の岩永千代子さん(84)=長崎市=は「希望を持って広島の人たちとも手をつなぎ、私たちは被爆者だと訴えたい」と話した。 (坪井映里香)

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