7月記録的豪雨 ピークが3日間で3回 大分大減災・復興センター分析

西日本新聞 大分・日田玖珠版 稲田 二郎

河川沿いの道路陥没「特徴の一つ」

 7月の記録的豪雨で、大分県内では激しい雨のピークが3日間で3回あったことが、大分大減災・復興デザイン教育研究センター(大分市)の分析で明らかになった。断続的な豪雨により、川が増水したり地盤が緩んだりして、被害が拡大したことがうかがえる。

 センターが大分地方気象台の気象データなどを分析したところ、最初に大雨が降ったのは7月6日午後4時ごろ。椿ケ鼻(日田市)で1時間雨量40ミリを超える降雨があった。ただ、この時点では被害は限定的だった。

 甚大な被害が出たのは2回目の大雨。7月7日午前3時ごろで、椿ケ鼻の1時間雨量は70ミリを超え、日田市天瀬町の玖珠川が一気に増水。玖珠川は氾濫し、1人が流された。この日の午前6時15分には日田市中津江付近、天瀬付近、玖珠町付近では同110ミリ以上の雨が降ったと推計されるとして記録的短時間大雨情報が出され、県にも被害情報が30件相次いだ。

 3回目は7月7日午後11時ごろから翌8日午前1時ごろ。椿ケ鼻付近では再び同70ミリを超える大雨が観測され、由布市湯布院町でも同30ミリ以上の雨が降った。このころに湯布院町湯平で、避難しようとしていた家族4人の車が川に流された。

 センターによると、今回の豪雨では県内の国道210号が50カ所以上、被災。川沿いを走る国道210号では増水の勢いにより、道路の擁壁を兼ねる護岸の基礎部分が削られ、擁壁内部の水圧などもあって道路下の土砂などが流出、道路が陥没した。同様のケースは何件も確認されており、センターは「今回の災害で発生した道路被害の特徴の一つ」としている。 (稲田二郎)

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