行橋の駅ピアノやっとお披露目 コロナで延期、5日ミニコンサート

西日本新聞 北九州版 石黒 雅史

 福岡県行橋市のJR行橋駅コンコースに3月に設置されたストリートピアノが、5日のミニコンサートで披露される。新型コロナウイルスの影響で使用されないまま、5カ月間じっと出番を待っていた。当面の利用は月に2、3回のミニコンサートに限定し、終演後に1時間程度だけ一般開放するという。全面開放は新型コロナの状況をみながら11月ごろになる見通し。

 北九州市の一般社団法人ストリートピアノドネーションズが、昨年8月から展開している普及活動の一環。音楽あふれるまちづくりを目指す代表理事の本山晴子さん(49)は「家庭に眠っている文化の資源(ピアノ)をまちの力に変えていきたい」と話す。

 行橋駅には市内の家庭から寄贈を受けたヤマハ製(1978年)のアップライトピアノを、JR行橋駅や市観光協会と連携し設置した。同法人の活動ではJR黒崎駅や小倉駅、九州道古賀サービスエリアなどに続いて6台目という。

 半年近くシートをかぶったままのピアノを、電車の乗降客たちは不思議に思っていた。「先週、調律師の方が『ピアノの裏にクモの巣が張っていたので取っておいたよ』と話していた。本当に長かった」と喜ぶ本山さん。ただ「早く一般の方に全面開放できればもっといいんですが」と、感染拡大を心配している。

 5日は午後5時から約30分、行橋市や北九州市のピアノ愛好者らが演奏する。12日は午後6時から約30分、苅田町在住のピアニスト土居真也さん、行橋市のピアノ講師・出田房代さんと生徒が出演する。市観光協会=0930(28)8245。

(石黒雅史)

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