少し古い話になるが、吉野ケ里遺跡の国史跡の指定30年に合わせた連載を担当した…

西日本新聞 社会面 古賀 英毅

 少し古い話になるが、吉野ケ里遺跡の国史跡の指定30年に合わせた連載を担当した。指定日の5月19日に合わせるため、2月ごろから取材を開始。私は過去に佐賀総局に勤務経験があるため、取材対象には旧知の人も多かった。二十数年ぶりに話をした人もいて、楽しい仕事だった。

 特に印象深かったのが、佐賀に赴任する以前から顔見知りだったある学芸員。直接発掘に携わった彼は、ブームを巧みに利用するような佐賀県教委の手法に批判的だった。だが、今回は「県のやり方は理解できる」と語った。在籍している市で史跡整備を手掛けるようになったことが変化のきっかけのようだ。

 「吉野ケ里歴史公園が行き詰まると、『吉野ケ里ですらだめじゃないか』と、遺跡保護への住民の理解が得られなくなる」。連載では紹介できなかった彼の言葉だ。日本中の注目を集めた遺跡は今もその動向が注視されている。

 (古賀英毅)

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