「飲み会2時間以内に」 コロナ感染拡大 福岡県が要請

西日本新聞 一面 御厨 尚陽

 新型コロナウイルス感染者の急増を受けて、福岡県は5日、県民に対して8~21日の2週間は会食や飲み会を2時間以内、1次会のみにとどめるように要請した。酒類を伴う飲食店を中心に感染が広がり、病床稼働率が50%を超えたため、「夜の街」関連の感染者に歯止めをかけたい考え。感染者の多い福岡市内については、業種別ガイドラインを守っていない飲食店やカラオケ店に休業要請する。

 県内では7月中旬から感染者が急増。7月以降にクラスター(感染者集団)が発生した25施設のうち、酒類や接待を伴う飲食店が半数近くの12施設を占める。4日現在の病床稼働率は54・9%に達している。

 県は5日開いた対策本部会議で、医療機関が病床確保の準備に入る目安として定めた「福岡コロナ警報」を発動。帰省者との会食が増えるお盆期間の対策が必要とし、要請を出した。

 県民には、感染対策が不十分な店の利用自粛を要請。飲食店やカラオケ店の事業者には、業種別のガイドラインを守った上で「感染防止宣言ステッカー」を店の入り口に貼り、利用者の滞在時間が2時間を超えないように促す。ステッカーは7日から県のホームページで入手できるという。

 県内感染者の6割を占める福岡市内では、ガイドラインを守っていないと分かった店に休業要請する。指針を守っていないため、休業に伴う協力金は出さない。

 小川洋知事は5日の記者会見で「病床が逼迫(ひっぱく)する事態は避けなければならない。休業要請が目的ではなく、ガイドラインを守る店を増やすことが狙い」と述べた。22日以降も要請を続ける可能性については「状況を見て判断する」とした。

 一連の要請は、新型インフルエンザ等対策特措法に基づいた措置で、強制力はない。 (御厨尚陽)

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