飲み会由来クラスター頻発 福岡市確認

西日本新聞 社会面 泉 修平

 福岡県内の新型コロナウイルス感染者の半数を占める福岡市では7月以降、酒類を提供する飲食店を起点とした感染拡大が顕著となっている。接待を伴う飲食店などでクラスター(感染者集団)の発生が相次ぎ、店の客や従業員から友人や家族に感染が広がったとみられるケースも頻発している。

 市が7月1日~8月4日に確認したクラスターは21カ所。うち9カ所がキャバクラやスナックといった酒類を提供する飲食店で、中央区のダンスクラブでは64人の感染が判明している。

 飲食店で感染した人が別の場所にウイルスを持ち込み、クラスターになったとみられる事例も少なくない。市によると、大学生8人が感染した部活内クラスターでは、学生1人が集団感染が起きたダンスクラブを訪問していた。会食で感染したとみられる親が子どもにうつし、通学先の中学校でクラスメート計6人が感染したケースもあった。市は「感染源が飲酒に由来するクラスター」を6カ所で確認している。

 市の聞き取りに、クラスターが発生した店の多くは「感染対策はしていた」と説明。一方でマスクの着用が不十分など対策が徹底されていない状況も見受けられ、飲食店での対策強化を求める声が上がっていた。

 福岡県による新たな休業要請について高島宗一郎市長は5日、「広く要請するのではなく、ガイドラインを順守しない店舗に絞ったピンポイントの対策が重要だ」とコメントした。 (泉修平)

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