地元画家の絵使い感染予防フィルム 糸島の会社 ネットで資金募る

西日本新聞 ふくおか都市圏版 竹森 太一

 「コロナ禍の糸島の雰囲気を明るくしたい」-。福岡県糸島市の印刷会社「重富印刷」(重冨創一郎社長)が、地元で親しまれている「可也山」の絵をあしらったオリジナルの感染予防フィルムの制作プロジェクトに取り組んでいる。クラウドファンディング(CF)でフィルムの原価分の資金を募り、飲食店などに無料配布する計画だ。

 プロジェクトの代表を務める同社の瀬戸良太さん(31)は、感染対策で各店舗が導入する仕切りフィルムが交流の壁となってお店の雰囲気を損なっていると感じていたという。そこで「自然を感じて、ホッとできる楽しいフィルムを作り、広く配布しては」と独自フィルム作成を発案という。糸島の風景をモチーフに絵画創作を続ける宮田ちひろさんに相談し、可也山を描いた作品の提供を快諾してもらった。

 7月下旬に始めたCFの目標金額は、今月11日までに80万円。600円から寄付を受け付け、リターン品は地元ショップなどの協力でTシャツ、ボールペン、ステッカーを用意した。A1版1枚とA2版2枚の3枚1組で計250セットを製作する計画。うち50セットは市に寄贈する。目標金額に達しない場合は支援金を返却し、実施を見送る。

 瀬戸さんは「地域の方や観光客が安心して笑顔になれる空間づくりに役立てればうれしい」と話している。寄付サイトは「ITOSHIMA SUPPORT2020」で検索可。 (竹森太一)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ