イノシシ都心猛進 警察官60人がかりの大捕物 福岡市・大濠公園

西日本新聞 田中 早紀

 5日午前5時10分ごろ、福岡市早良区西新で「イノシシが歩いている」と110番があった。イノシシはその後、同市中央区の大濠公園などに出没。警察官らの包囲網をかいくぐって市街地を逃走し続け、正午ごろに捕獲された。けが人はなかった。

 福岡中央署によると、110番から約1時間後の午前6時すぎ、同区大濠2丁目の在福岡米国領事館の警備をしていた警察官が、イノシシ1頭が歩いているのを発見。警察官約60人がかりでネットを使って捕まえようと試みたが、イノシシは大濠公園や近くの赤坂小付近などを逃げ続けた。同区の女性(79)は「人に危害を加えたら大変。早く捕まってほしい」と心配そうに見守った。

 午前11時50分ごろ、近くの「鴻臚館(こうろかん)広場」付近に姿を現したところをようやく捕獲した。福岡猟友会の男性は「有害鳥獣の駆除を30年ほどしているが、大濠公園でイノシシを見たのは初めて」と驚いていた。

 市によると、イノシシは体長約1メートル、重さ約40キロの雄で、同日殺処分された。現場に駆け付けた同署の棟杉邦哉署長は「大きな事故も起きず、捕獲できて良かった」と話した。 

(田中早紀)

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