できることだけを淡々と 連載・霹靂の日々【36】大島一樹

西日本新聞 くらし面

 この連載を書かせていただき、知り合いだけでなく、知らない方からもお声がけいただくことが増えました。ありがたいことです。決まったように言われるのが、リハビリや家事を私がしていることについて「すごいですね」とか「自分にはできない」など…。

 確かにそうそう楽ではありませんし、普通の生活状況と比較すれば大変なことが多いです。でも私自身が感じていること、オクサンに対して行っていることに関しては、半分以上が自己満足。申し訳ないとも思いますが、自分自身が後悔しないため、またさまざまな経験が勉強になる、そんなモチベーションなのです。

 家事は、おそらくほとんどの方が私の立場になれば、それなりにやれるのではないでしょうか。単にそんな環境だから、やらなければいけないからやっている、という感覚です。

 もっとも私の場合、家事はかなりの手抜き。苦手なものは苦手、できないことはできないし「とりあえず生きて暮らせればそれでイイ」、そんな程度です。なので主婦(夫)の方々には、尊敬しかありません。

 以前、長男から「お父さんがいなくなったら、お母さんを介護する人がいなくなる」と言われたことがあります。子どもたちから、私の役割がそういう風に見えているとは思っていなかったので驚きました。頼りにしてくれているのかな-。安心感的なニュアンスもあって、力が抜けました。 (音楽プロデューサー、佐賀県みやき町)

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