「断腸の思い」唐津くんち、史上初の曳山巡行中止を決定

西日本新聞 津留 恒星

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されている佐賀県唐津市の唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」(11月2~4日)を運営する唐津曳山(ひきやま)取締会などは6日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市街地を巡る曳山巡行を中止すると発表した。11月3日に神社で祭典のみ実施する。過去に中止となった記録はないという。

 取締会などによると、新型コロナの収束が見通せず、感染リスクを踏まえて判断したという。取締会の山内啓慈総取締(71)は「希望を持って協議を続けてきたが再び感染が拡大しており、参加者の命を危険にさらすわけにはいかない。断腸の思いだ」と述べた。

 17世紀後半に始まったとされ、1819年以降、14台の曳山が巡行する現在の形式になった。11月2日に宵曳山(よいやま)、3日にお旅所神幸、4日に翌日祭があり、昨年は3日間で計57万人(取締会発表)が訪れた。 (津留恒星)

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