空襲で31人の児童犠牲 「頓田の森」の悲劇学ぶ

西日本新聞 ふくおか都市圏版 西村 百合恵

 原爆の日の6日、福岡県筑紫野市立二日市中学校(新開哲士校長、797人)で平和集会が開かれた。今年は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小。生徒らは大型紙芝居などで大刀洗空襲を学び、平和に思いをはせた。

 集会は1988年から続く学校の伝統行事。8月6日に平和についてあらゆるテーマで学習を深めてきた。2008年からは筑紫野市文化会館で生徒主体の平和劇を上演していたが、今年は校内でのビデオ放送と紙芝居に変更した。

 今年のテーマは、1945年3月27日の大刀洗空襲で、旧立石国民学校の児童31人が亡くなった「頓田の森」。実行委員の生徒らが現地で集めた当時の証言などをビデオに収録し、各クラスのテレビで放送。森に残されたシイの木の目線で当時が語られた絵本『シイの木はよみがえった』(海鳥社)を拡大した大型紙芝居を生徒が朗読した。空襲で命を落とした子どもたちの悲劇に生徒らは真剣に聞き入った。

 実行委員長の藤原紘希さん(14)は「身近な戦争の事実を知ることで命の大切さを学んだ。多くの人に地元の戦争を伝えていきたい」と話した。 (西村百合恵)

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