広島に祈り届け 75年燃える「平和の火」に核根絶誓う 星野村

西日本新聞 社会面 丹村 智子

 原爆投下直後の広島市で採火した「平和の火」がともる福岡県八女市星野村で6日、広島原爆の犠牲者を悼む市主催の平和祈念式典があった。新型コロナウイルス感染症の影響で規模を縮小し、約50人が75年間燃え続ける火を前に不戦と核根絶を誓った。

 平和の火は、旧星野村の故山本達雄さんが叔父の遺骨代わりに火を懐炉に移して持ち帰ったもの。自宅の火鉢やかまどで燃やし続けた火を、市が受け継いだ。

 誓いの言葉で星野小6年の川崎陽葵(ひなた)さん(12)は「戦争で奪われたものは返ってこない。戦争のない平和な社会のつくり手となる」と決意を述べ、星野中3年の末崎恵聖(はるせ)さん(15)は「星野村で生まれ育った一人として、平和の大切さを発信したい」と力強く語った。

 山本さんの次男拓道さん(70)は「父の思いを子どもたちが受け継いでくれることが何よりです」と話した。 (丹村智子)

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