風格が表れ端正な姿に 貝島太助像の補修完了

西日本新聞 筑豊版

 福岡県直方市山部の雲心寺に立つ炭鉱王、貝島太助像の補修が6日、完了した。市民による募金で修復が進む同市多賀町公園の太助像とともに、銅像の製作や修復を専門にする竹中銅器(富山県高岡市)が手掛けた。

 貝島家の墓所がある雲心寺の像は、老朽化が激しかったために同社が本社に持ち帰った多賀町公園のものに比べて傷みが少なく、現地での補修が2日間で終わった。重厚感のある濃い青銅色に塗られ、紋付きの家紋にも金色が施された。

 募金活動に取り組んだ市民グループ「さんりん舎」の中村幸代さん(75)は「風格が表れ、端正な姿になった。二つの像を一緒に直す機会ができてよかった」と感慨深げ。雲心寺の像の補修費は貝島家が負担したが、多賀町公園の像とセットにする形で竹中銅器が同時期に作業に当たった。

 同社の高辻武男営業部長は「市民が募金で地元の銅像の修復に動くのは珍しく、熱意と思いを感じる」と話す。二つの像とも彫刻家北村西望の作。多賀町公園の像は今月20日に設置作業が行われる予定という。

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