天神エリアの飲食店 お弁当をまとめて配って効率化

西日本新聞 ふくおか都市圏版 塩入 雄一郎

 複数の場所の客からスマートフォンで注文を受けた飲食店の弁当を、一人の配達員がまとめて配ることで配送の効率化を図る実証実験が、福岡市で始まった。新型コロナウイルスの影響で弁当配送の需要が伸びており、配送料が抑えられれば、さらに利用客が増えるとの期待が高まる。

 九州では初の試み。福岡市と福岡地域戦略推進協議会(FDC)が支援する実証実験フルサポート事業の公募で選ばれたIT企業の「タイミー」(東京都)が取り組んでおり、23日まで中央区の天神エリアの飲食店5店で実施する。1店舗当たり1日10万円の売り上げを目標とし、成果があれば、今後天神と博多の両地区で事業を続けることも検討している。

 スマホで注文を受け、配達員が飲食店で弁当を受け取って配送するサービスは「ウーバーイーツ」などがあるが、タイミーが開発したスマホアプリ「タイミーデリバリー」は、時間帯を区切って複数の注文を受け、配達員がまとめて自転車で配って回る新形態。従来の配送よりも効率よく配達でき、配送料を抑えられるという。12日まで配送料(300円)は無料。

 実験に参加する飲食店「焼きとりの八兵衛上人橋通り店」を運営する八島且典(かつのり)社長は「コロナでリモートワークが進んで店の客足が落ち込んでいる。弁当の配達は、客層を広げることにもつながる」と期待する。 (塩入雄一郎)

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