1票でも反対が多ければ白紙 垂水市庁舎移転巡り住民投票 9日投開票

西日本新聞 総合面 河野 大介

 鹿児島県垂水市の庁舎移転新築計画の賛否を問う住民投票は9日、投開票される。投票率の規定はなく、開票結果に法的拘束力はないが、尾脇雅弥市長は「1票でも反対が多ければ計画は白紙とし、1票でも賛成が多ければ計画を進める」としている。

 住民投票の対象となった計画は、1958年建設の現庁舎を400メートルほど離れた海沿いに移す内容。総事業費は約43億円を見込む。

 投票は計画に「賛成」か「反対」の2択方式。即日開票され、夜には結果が判明する見通し。

 計画反対派は「海辺は防災拠点にふさわしくなく、予算も身の丈に合わず豪華」と主張。一方、市や推進派は「土地のかさ上げなどで防災拠点機能は確保でき、市民の利便性も向上する」としている。

 市議会(定数14)も賛否が拮抗(きっこう)。反対派が住民投票条例制定を直接請求したが、尾脇市長は「必要ない」との意見を付けて条例案を提出し、昨年12月に議会が否決していた。推進派が直接請求した庁舎の位置条例改正案が7月10日の議会で継続審査になり、尾脇市長は同日に住民投票条例案を一転して提出、可決されていた。

 投票資格者名簿登録者数は1万2584人(今月1日現在、市選管調べ)。 (河野大介)

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