『維新の残り火・近代の原風景』 山城滋 著 (弦書房・1980円)

西日本新聞 くらし面

 明治維新から約150年。今や多くの壁に突き当たっている「近代」の原点を、ゆかりの地で取材し直した異色の「維新史ルポ」。漂流中米国船に救助され、ペリーの艦隊に同行した芸予諸島出身の仙太郎(サム・パッチ)、高杉晋作と対立し粛清された奇兵隊の赤禰武人、戊辰戦争後に用済みとされた長州の民衆兵たちの反乱に加わった藤山佐熊。一般にあまり知られていない人物を、敗者や庶民の視点から見直す。著者は中国新聞元編集局長。同紙管内を中心に会津や朝鮮半島にも足を伸ばしている。

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