「安らかに眠ってください」 児童生徒が「平和の泉」で採水

西日本新聞 長崎・佐世保版 岡部 由佳里

 長崎は9日、原爆投下から75年を迎える。8日は県内各地で祈りの日を迎える準備や犠牲者を追悼する式があり、参加者たちは戦争の記憶の継承や核兵器廃絶に向けた取り組みの継続を誓った。

 長崎市松山町の平和公園では8日、小中高校生3人が、9日の平和祈念式典で原爆犠牲者に献水するための水をくみ上げた。

 原爆投下直後、熱線を浴びた人々が水を求めて市内をさまよったことから、犠牲者の慰霊のために1991年から市内でくんだ水を式典で献水している。

 式典を前に同公園の「平和の泉」で採水したのは、桜町小6年の坂本知優(ちう)さん(11)、桜馬場中3年の石川瑛大さん(14)、長崎商業高2年の本村凛音さん(16)。3人は交代しながら丁寧にひしゃくで水をすくい、約9リットルを木のおけに入れた。石川さんは「犠牲者に安らかに眠ってほしいと思いを込めた。安心して水が飲める平和な世の中が続いてほしい」と語った。

 この日は平和の泉のほか、市内4カ所でも市職員が湧き水を採水。坂本さんら3人は被爆者や遺族の代表とともに、9日の式典で犠牲者に水をささげる。

 (岡部由佳里)

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