終戦1週間前に空中戦で戦死…少年飛行兵を慰霊 飯塚市

西日本新聞 筑豊版 中川 次郎

 終戦1週間前に米軍機との戦闘中に18歳で戦死した旧海軍一等飛行兵曹の久世龍郎さん=三重県出身=の慰霊祭が8日、福岡県飯塚市鯰田の慰霊碑前であった。自衛隊OBや支援者でつくる飯塚市郷友会(小西泰巳会長)の会員や陸上自衛隊飯塚駐屯地の隊員ら約30人が黙とうをささげ、不戦の誓いを新たにした。

 久世さんは1945年8月8日、北九州地方へ爆撃に向かう米軍機を迎撃するため、長崎県の大村基地から飛び立ち、飯塚市上空で交戦。慰霊碑の近くに墜落したという。

 慰霊祭で小西会長が「久世さんのことを風化させることなく次の世代に伝えていき、戦争の惨劇を防止することをあらためて誓う」とあいさつ。参列者は新型コロナ感染拡大防止のためマスクを着け、献花した。

 歴史好きで久世さんについても詳しい祖父に連れられて参列した飯塚第二中3年の蔵本賢太さん(15)は「18歳の若さで戦死したとは信じられない。あらためて戦争は悲惨なものだと実感した。今後も平和や戦争について考えていきたい」と話した。

(中川次郎)

 

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