冠水時に停止「判断ミスで人災」 大牟田の住民、怒りや困窮訴え

西日本新聞 筑後版 立山 和久

 7月の豪雨で大規模冠水が起き、2人が犠牲になった災害で、福岡県大牟田市みなと校区の住民説明会が7日夜、大牟田文化会館であった。7月30日に続き2度目。会場には被災した住民ら約400人が詰めかけ、午後7時に始まった説明会は午前0時ごろまで続いた。

 質問は三川ポンプ場の市の対応に集中。冠水時にポンプの一部を停止したことについて、市が「配電盤がショートすればその後の復旧に時間がかかる」などと説明。住民は「排水を続けていれば被害は少なかった。判断ミスで人災だ」と怒りをあらわにした。

 「わずかな支援金では生活できない」と被災後の困窮を訴える声も続出した。厳しい市財政から返答に窮する市に対して、住民からは「(インターネットで資金を集める)クラウドファンディングを活用し、支援金やポンプ整備に回せないか」との意見も出た。

 また、市は、災害時に河川が増水して水があふれ出す「溢水(いっすい)」も確認されたと発言。近く設置する「豪雨災害検証委員会」(仮称)で大規模冠水の原因究明を進める意向を示した。

 今回の冠水は、近くの諏訪川の決壊などが確認されていないことから、雨水がはけずにあふれる「内水氾濫」とされている。諏訪川と船津新川が合流する新船津橋付近で7月6日、船津新川の水が道路にあふれているのを住民が目撃。市が調査して溢水跡を確認したという。

(立山和久)

 

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