「ありがとう」「なんちゃないさ」児童と消毒担当職員、黒板で交流

西日本新聞 ふくおか都市圏版 今井 知可子

古賀市の千鳥小学校

 「いつも教室をきれいにしてくれてありがとうございます」「なんちゃないさ(どうってことないさ)」―福岡県古賀市の千鳥小で、教室やトイレの消毒を担当する職員2人に向けて児童が黒板にメッセージを書き、読んだ職員が返事を書いた。同市では教員の業務軽減のため7月から消毒担当の会計年度任用職員を72人採用しており、その多くが「コロナ禍の学校運営に協力したい」と手を挙げた地域住民や保護者だという。

 小中学校の再開後、感染予防のための放課後の消毒作業は教職員の大きな負担だった。同市教委は消毒を受け持つ職員を募り、各学校に配置。千鳥小では2人が12教室の机やいす、トイレなどの消毒を分担している。

 児童が下校した後の作業なので、双方が直接、顔を合わせることはない。だが、トイレの便器がピカピカに磨き上げられているなど、自分たちの掃除では行き届かない場所まできれいになっていることに子どもたちが気付いた。

 7月下旬、前半の夏休み前に子どもたちは各教室の黒板に感謝の言葉を書いた。下校後に消毒に訪れた職員は、喜んで返信を書いていたという。神崎美春校長は「夏祭りなど地域との交流行事もコロナで中止になってしまったが、今までとは違う形で子どもたちが心の交流をすることができた」と話している。

(今井知可子)

 

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