リボンでつなぐ非核の誓い 高校生が「人間の鎖」

西日本新聞 長崎・佐世保版 坪井 映里香

 原爆投下から75年の節目を迎えた9日の長崎原爆の日。新型コロナウイルスの影響で、各地の慰霊祭や追悼集会の中には、参加者や規模を縮小して行われたものもあったが、被爆者や遺族、市民らは原爆投下直後の惨状に思いをはせながら、犠牲者の冥福を祈り、核兵器のない世界を願った。

 核兵器廃絶を訴えて署名活動を続ける「高校生1万人署名活動実行委員会」は、長崎市松山町の爆心地公園で午前6時50分から早朝集会を開いた。高校生たちが手をつなぎ合う「人間の鎖」では、新型コロナウイルス感染防止のため、リボンを使って1メートルほど間隔を空けて輪をつくった。

 県外や国外からの参加が少なく、例年の3分の1ほどの約50人が参加。全員がビニール手袋とマスクを着用し、原爆落下中心地碑を囲んだ。

 被爆4世で長崎日大高1年の川端悠(はるか)さんは「被爆者が高齢化し、私たちの活動の意義が大きくなっている。核兵器廃絶と平和な世界の実現という思いを世界中に広げる」と宣言した。

 7月に高校生平和大使となった熊本県の大津高2年水上真菜さんは初めて参加した。「輪をつくり私たちはつながっていると感じた。今後も平和について学んでいきたい」と思いを新たにした。 (坪井映里香)

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