垂水市庁舎移転「計画白紙」 住民投票で「反対」が過半数

西日本新聞 総合面 坂本 久 河野 大介

 鹿児島県垂水市の庁舎移転新築計画の是非を問う住民投票は9日、投開票され、反対が4424票で過半数となった。賛成は4080票だった。尾脇雅弥市長は記者会見し、「賛成が上回らず残念だ。1票でも反対が多ければ(計画は)白紙」と述べた。投票率は68・83%。

 現庁舎は1958年建設。老朽化が進み、耐震基準を満たしていないという。市は約400メートル離れた海沿いに鉄筋コンクリート4階建て新庁舎の建設を目指すが、防災上の観点などから懸念の声があった。反対派は住民投票条例制定を直接請求したが、市長は「必要ない」との意見を付けて条例案を提出し、昨年12月に議会が否決。反対派は住民訴訟も検討しており、市長は7月10日に住民投票条例案を一転して提出、可決されていた。

 当日の投票資格者数は1万2456人(市選管調べ)。 (坂本久、河野大介)

鹿児島県の天気予報

PR

鹿児島 アクセスランキング

PR

注目のテーマ