てるてる坊主を少し大きくしたような頭がい骨が一つだけ見つかった 言葉を刻む(51)

西日本新聞 社会面

てるてる坊主を少し大きくしたような頭がい骨が一つだけ見つかった。妹か、と取り上げようとした途端、粉々に崩れ、風に吹き飛ばされた

 (長崎市、内田伯さん)

 1945年8月9日。旧制中学4年の時、長崎原爆の爆心地から1・4キロほど離れた軍需工場で被爆。気付いたときは大村の海軍病院に収容されていた。14日には医者の制止を振り切って長崎へ戻り、がれきから妹のものらしき遺骨を見つけた。自宅のほぼ真上で原爆が爆発したと知ったのはずいぶん後のこと。「こんなばかなことがあっていいのか。こんな殺し方があっていいのか、と。日本が負けたかなど、もうどうでもよかった」。95年、65歳の時に取材に語った。

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