9月は毎日ライブ 福岡ミュージックマンス 運営費の支援募る

西日本新聞 加茂川 雅仁

 毎年9月に5会場で大規模に開催されてきた「福岡ミュージックマンス」が今年、コロナ禍で中止されるのに伴い、新たなかたちに衣替えする。感染対策を徹底するため、ライブハウスなどでの小規模開催に転換。音楽をより身近に感じてもらおうと「ミュージックアクション福岡」と題して1カ月間、毎日どこかの会場でライブを実施する。運営費を捻出するため、主催者側はクラウドファンディングで支援を募っている。

 支援の目標金額は百万円。ライブを実施するには、来客数を会場定員の半数以下に抑える必要があるため、開催経費を捻出できないケースも考えられる。そうした経費を補填(ほてん)するのが目的だ。

 支援者へのリターン(返礼)は、福岡ゆかりの若手人気アーティスト6人が制作するTシャツなど。東京で活動する福岡出身のマルチクリエーター、pantoviscoさん、福岡在住のイラストレーター、ますだみくさんらがボランティアで協力した。

 福岡タワーと演奏するミュージシャンをポップに描いた福岡在住のイラストレーター、世戸ヒロアキさん(29)は「音楽関係のデザインをした経験もあり、少しでも地元に貢献できればと思った。みんなが心から音楽を楽しめるようになるよう願いを込めた」と話している。

 福岡ミュージックマンスは、2014年にスタート。福岡県糸島市のサンセットライブ、福岡市の中洲ジャズ、九州ゴスペルフェスティバル、福岡アジアンピックス、ミュージックシティ天神が毎週末に開催され、昨年は約26万人を動員した。

 今年、これら5会場では過去の映像や今回制作した映像の配信のみを実施。現在、ライブハウスなど十数カ所でライブや音楽関係のセミナーなどのイベントを開催する準備を進めている。

 総合プロデューサーの深町健二郎さん(59)は「このままではミュージシャンの発表の場が失われ、市民が音楽に触れる機会も減ってしまう。福岡の音楽の火が消えかけている状況を何とか変えたい」と話している。

 クラウドファンディングの締め切りは9月末。支援は3500~1万2千円。問い合わせ先は、福岡ミュージックマンス事務局=092(734)8750(We Love天神協議会内、平日午前10時~午後5時)。クラウドファンディングサイトはこちら

(加茂川雅仁)

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