日本人が中国人に対してとった行為を思い出し不安でならなかった 言葉を刻む(54)

西日本新聞 社会面

日本人が中国人に対してとった行為を思い出し不安でならなかった

 (佐賀県みやき町、男性)

 終戦時、中国・吉林省で戦う部隊に所属していた。1945年8月、ソ連軍が満州に侵入したとの情報が届き、戦車部隊に対する突撃隊が編成された。手りゅう弾と爆弾が渡され「全員死を決意し時の来るのを待った」。15日正午すぎに降伏の報を聞き「張りつめた気持(きもち)は一ペンに打ちのめされた。不敗を信じ今迄(まで)頑張って来たのは何の為であったのか」。一方で兵士たちの顔には「助かったと云(い)う安堵(あんど)の色」も浮かんだという。時間がたつにつれ、今後の不安もよぎった。戦後70年に当たり、93歳の時に本紙に寄せた手記から。

   ◇   ◇

 西日本新聞は戦後75年の節目を多角的に伝えていきます。戦争世代にしか語れない証言、後世に残したい手記、保管している資料などの情報を以下の要領でお寄せください。内容に応じて、記者が問い合わせや取材を行います。

 住所、氏名、年齢、連絡先を明記し、手紙かファクス=092(711)5110、無料通信アプリLINE(ライン)で「あなたの特命取材班」へ。

 【宛先】〒810-8721(住所不要)西日本新聞 あなたの特命取材班

PR

社会 アクセスランキング

PR

注目のテーマ