墓参り代行タクシーも…お盆の風景、コロナで様変わり

西日本新聞 社会面 穴井 友梨 姫野 一陽 大坪 拓也

 新型コロナウイルスの影響で、お盆の風景が様変わりしている。各地の寺院や霊園ではマスク姿の人が目立ち、墓参りを代行するタクシー会社も登場。例年、帰省客でにぎわう観光施設は人出が少なく、交通機関や高速道路でも混雑は見られていない。

 盆の入りの13日。福岡市南区の平尾霊園では、汗だくになりながらマスク姿で墓石を磨いたり、花を供えたりする家族連れの姿が見られた。帰省や遠出を自粛する動きが広がる中、福岡県筑紫野市から訪れた会社員清水芳行さん(41)は「県内だから何とかお参りできた」と手を合わせた。福岡市中央区の西光寺では墓参りに訪れる人は例年の3分の2ほどに減った。

 コロナ禍を受け、第一交通産業(北九州市)は7月からお墓参りの代行や同行を行う「お墓参りサポートタクシー」を福岡、長崎、大分など全国34都道府県で展開。今月11~15日は、遠方在住者や重症化リスクがある高齢者から、計15件の依頼があったという。「反響は大きい。困っている人も多いと思うので、サービスをもっと知ってもらえれば」と担当者。

 一方、盆休みには帰省客らでにぎわっていた「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)の来場者は例年より少なめ。夏季限定のプールエリア「水の王国」は今夏、予約制にして利用者数を制限するなど感染防止を徹底。担当者は「外出を自粛する雰囲気が続き、かなり厳しい。コロナの終息を願うばかりだ」と話す。

 西日本高速道路(NEXCO西日本)によると、九州内の高速道路も交通量は例年に比べて減少。13日は夕方まで渋滞は確認されなかったという。 (穴井友梨、姫野一陽、大坪拓也)

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