花火大会や祭りも中止…親子で夏楽しむアイデア、専門家に聞いた

西日本新聞 くらし面 本田 彩子 川口 史帆

 新型コロナウイルスの影響でいつもと違う今年の夏。夏休みは短縮され、花火大会やお祭りも軒並み中止に。旅行や帰省を控える人も多いだろう。それでも夏は夏。コロナ禍の夏を子どもたちと一緒に楽しむアイデアを専門家に聞いた。

 自然遊びの普及を進める公益社団法人「日本シェアリングネイチャー協会」(東京)の藤田航平さん(38)が勧めるのは 「森の万華鏡」 づくりだ。

 近所の公園などで花びらや葉っぱを集める。はさみで小さく切り、100円ショップなどで販売する万華鏡の工作キットに入れれば完成。入れるものや量を変えれば模様は千変万化だ。

 キットが入手できない場合は「自然の宝物ミュージアム」をつくろう。段ボールや板を土台に拾った小枝や樹皮、石などを思い思いに並べ、接着剤で貼り付ければアート作品の出来上がり。藤田さんは「並べ方に子どもの個性やこだわりが現れる。完成後になぜその枝を選んだのか理由を聞くなど親子の会話を楽しんでほしい」と話す。

 帰省の自粛で孫に会えない人には、孫と共通のテーマを決めて出かけるのがお勧め。例えば「においがするもの」をテーマに散歩し、見つけたものを拾ったり、写真や動画を撮ったりする。メールやビデオ通話などで報告し合えば、孫との会話の楽しさも増す。「普段は孫の写真や動画を受け取ることが多いでしょう。たまには自分からも発信してみてほしい。いつもの散歩道にも新しい発見があるはず」(藤田さん)

 福岡市科学館で実験教室などを担当する井上香織さん(35)は、手軽につくれる発泡入浴剤「バスボム」を教えてくれた。

 材料(1個分)はクエン酸20グラム、重曹40グラム、お好みの食紅少々、無水エタノール小さじ3分の1、グリセリン1滴(なければ蜂蜜)、アロマオイル1滴。無水エタノールやグリセリンは薬店などで買える。

 すりつぶしたクエン酸と重曹、食紅を袋に入れてよく振り、無水エタノールとグリセリン、香り付けにアロマオイルを加えてもむ。おにぎりのように丸めると、粉状のものが固まる。クッキー型に入れて固めたり、ハーブや花びらを入れたりするとおしゃれに。涼しい所で1日干せば、シュワシュワと泡立つ入浴剤の完成だ。

 お風呂に入れるほか、別の楽しみ方も。手のひらにのせて水をかけると、ひんやり冷たく感じる。クエン酸と重曹が結合して二酸化炭素が発生し周囲の熱を奪う「吸熱反応」だ。井上さんは「作り方や遊び方をたくさん工夫できる。化学の不思議さや楽しさを体験して」と話した。 (本田彩子、川口史帆)

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