七色パン教室オンラインで 短い夏休み「おうち時間楽しんで」

西日本新聞 ふくおか都市圏版 横田 理美

 新型コロナウイルスによる休校の影響で、福岡都市圏各地で短い夏休みが始まった。外での水遊びや祖父母宅でのお泊まりができない子どもたちに家での時間を楽しんでもらおうと、福岡市博多区で親子パン教室を主宰する古賀麻美さん(40)が、オンラインを活用した教室を始めた。「柔らかな生地と焼きたての香りに、親子で心を癒やしてほしい」と参加を呼び掛けている。

 この夏休みは、9月からの本格実施に向けてプレ教室を開いている。

 「手のひらで前に押して伸ばそう」。古賀さんがパソコンに向かって手本を示すと、画面の向こう側では筑紫野市の二日市東小1年、谷口魁君(7)とゆうちゃん(4)のきょうだいがパン生地をこね始めた。「ぷにぷにで気持ちいい」。粘土のように丸めて、ねじって…。母親の桃代さん(42)が見守る中、カボチャや紫イモの粉を混ぜた七色の生地で思い思いにパンを形作っていった。

 古賀さんが教室を始めたのは7年前。卵アレルギーの長男のため、卵を使わないパン作りを始めたのがきっかけだった。当初は母親向けにレシピ通りの形式ばった指導だったが、隣でうずうずする子どもたちを見かねて親子教室にかじを切った。生地が発酵するまでの40分間を待てない子どもたちが相手だ。古賀さんも「膨らんだらOK」とおおらかに構える。

 魁君は夢中で創作した時間を「パンの世界にぐっすり行っとった」と表現。桃代さんは「外に行けないストレスの発散になったみたい。私もパン作りを通じて子どもたちと向き合えた気がする」と目を細めた。

 新型コロナで臨時休校が始まった今春、外で遊べない子どもたちの心身の健康を案じた古賀さんは、五感や発想力をフル回転させる場にと、カラフルな生地で自由に創作する「空想パン作り」の教室を開いた。参加した親子連れにも好評だったので、オンラインでの実施を決めたという。

 古賀さんは「自分の世界で自由に遊び、表現できた喜びは、自信や生きる力になると信じている。(育児で気を張った)ママの心を緩めるお手伝いにもなればうれしい」と話す。親子パン教室の詳細は「空想曼荼羅(まんだら)パンHarmony(ハーモニー)」のホームページやブログで確認できる。

(横田理美)

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